どーもです。もうすぐ10月ですが、1日付け本紙の釣り特集面(関東版)は9月24日に興津川で開催したアユ釣り大会特集となります。
速報でも伝えていますが、同大会は「興津川アユ復興の第1歩」として開催。紙面的にも、久しぶりに釣り人が集う活気ある紙面になっていると自負していますので、ぜひ手に取ってご一読ください。また。参加いただいた皆さまには、心より感謝申し上げます。
お堅いスタートになってしまいましたが、今週の日刊スポーツ共栄会の主な状況を紹介します。
まずは24日、鶴見「新明丸」さんでマーゴンが浮上。
マーゴンとは60センチ以上のマゴチの総称ですが、記者は恥ずかしながら知りませんでした。なお、このマーゴンは64・5センチとバケモノ級でした。
26日にはテンヤマダイでダービー開催中の飯岡「梅花丸」で6キロ
写真はありませんが、同日には鹿島「第三幸栄丸」でもテンヤマダイで6キロが上がっています。
タチウオは各宿数&型好調。勝山「宝生丸」さん、金谷「光進丸」さんのカワハギも潮温が下がり、魚が固まり始めたようです。潮温が下がれば肝もパンパンになるので、これからが楽しみですね。
磯関係では、石廊崎「橋本屋」さんの山本船長によれば、「イシダイ、モロコがチャンス」とこと。また、野島「村本海事」さんの関口店主からは「今年はアオリイカが良さそう」の情報もあります。なお、湖では三島湖「ともゑ」さんのヘラブナが数&型好調。27日には最大43センチでトップはなんと51匹を釣り上げています。
なお、10月1日に山梨・精進湖でワカサギが解禁となります。「湖畔荘」さんの試釣結果は4~7センチ50~200匹とまずまず。好スタートの予感がします。また、10月20日には埼玉・円良田湖でも開始します。ワカサギファンはもう少しだけ待っていてくださいね!
さて、今週の本題ですが、「個と全体」というタイトルは「なんのこっちゃ?」ですよね。
釣りは基本的に個人で楽しむものですが、例えば釣り船に乗ったら全体になりますよね。それでも、狙う魚種によって、例えばアジやイサキ、ヒラメもそうかもしれませんが、船を全体として捉えても釣り人はそれぞれ個の釣りを楽しめると思います。
ところが、コマセマダイやコマセキハダのように船全体の最低限のルールとして「指示ダナ厳守」をしないと、船全体が釣れなくなってしまう釣りもあります。
もちろん、釣り人であればそんなことは分かりきっていることかもしれませんが、記者は初心者時代に「なんで?」と思っていました。もちろん、釣果を上げたいので、船長の指示ダナ通りにビシを落としましたが、なぜ指示ダナを守らなければいけないのかを理解していませんでした。駆け出しのころ船長に理由を聞くと、「はあ?」とキツネにつままれたような顔をしていたのを思い出します。
釣りは個人で楽しむものかもしれませんが、個々が好き放題にしたら、他の釣り人に迷惑を掛けてしまう釣りもあるということです。
リールのカウンターに頼ってしまい、結果的にビシが指示ダナよりも低いことは、初心者にはよくあります。丸3年が過ぎようとしている記者ですが、いまだに船長が「誰かビシが低いよ」とアナウンスすると、「えっ? 自分かな?」とちょっと不安になります。記者の場合、ただ目が悪いのか、はたまた老眼のせいかは分かりませんが、薄暗いとラインの色の識別が困難となり、ビシの位置を見失うこともあります。そんなときはリールのカウンターも参考にしますが、基本的にはラインの色が間違いないですよね。
アジ釣りのように、個に没頭できる釣りもいいけど、シイラやキハダのように乗客が一丸となる釣りも面白さがあります。釣りって、それぞれに魅力があるんだなと実感しています。