日高沿岸では各釣り会の大会が盛んだ。北海道遊釣倶楽部の大会は8日、新ひだか町東静内漁港~様似町様似漁港間で23人が参加して行われた。風、波ともに1メートルほどで深夜にスコールのような雨があったが、上々の釣り日より。アブラコは少なかったが、60・1センチの大物タカノハが釣れるなど盛り上がった。

 優勝は鵜苫に入釣した佐藤淳さん(66)で、2匹身長+5匹重量で1291点。深夜はカジカ狙いだったが思うような釣果が得られず、薄明るくなるとともにタカノハ釣りに切り替えた。これが功を奏し、すぐに60・1センチの大物をヒット。自己ベストに「大きめのソウダガツオの切り身を波打ち際へ投げて仕留めた」と声を弾ませていた。

 2位白勢孝信さん(46)、3位青山雄久さん(55)は浦河港左岸に入釣。共に竿(さお)を構えた直後にカジカの良型を釣り上げたが、後が続かず、移動を繰り返しながら数をそろえた。カジカは各地で本番を迎えている。これからはシケが多くなるため、天気予報などを参考に安全を心がけたい。【リポーター・藤本康隆=43】

 ◆北海道遊釣倶楽部(8日、東静内漁港~様似漁港)▼総合(2身+5匹)<1>佐藤淳1291点<2>白勢1287点<3>青山1198点<4>福原則和1191点<5>大杉和洋1130点▼身長 佐藤タカノハ60・1センチ。(敬称略)