BS釣りビジョン「釣りうぇ~ぶ」MCを務める“おかまり”こと岡田万里奈(28)が20日、神奈川・相模湖「柴田ボート」(橋本一伸店主=58)でワカサギ釣りに挑戦した。

柴田ボートでは今月3日から、係留ボートでのワカサギ釣りを開始。状況にもよるがスソで30~50匹、トップは300匹超も記録している。「今年は好調なスタート」という橋本店主のひと言から“100匹釣るまで帰れません”を目標にスタート予定だったが、「本当に帰れなくなってもいいんですか?」の発言にスタッフがビビり、「では、歳の数で…」と低めの目標でスタート。

ポイントは奥ノ沢。隣の係留ボートには常連客で“ワカサギ名人”の異名を西山好隆さんが4本のサオを出していた。「タナはほぼ底ですよ。頑張ってくださいね」と貴重な情報をくれた。

仕掛けは10本針の「つり船柴田 相模湖オリジナル」。幹糸1号、ハリス0・6号、枝2センチ、間隔20センチの全長2・2メートルで針は細地袖3号。餌は赤虫を使用。

午前7時のサオ出し第1投で2匹をゲット。掛かったのは約5センチほどだったが「こんなに小さくてもアタリがしっかり分かりますね」。続く第2投では上針から3本の多点掛けに「やった~!3匹!すごい楽しい」とご満悦。スタートから1時間ほどで20匹を達成したが、掛かったワカサギを上げてくるとき、それを狙ってブラックバスが追ってきた。「えっ、なに今の? バス?」。ここからはバスとの闘いとなった。「早く上げないとバスに食べられちゃう」。

その後、おかまりのサオが強烈にしなった。「えっ? ボトムだよ?」。ここで釣り人魂に火がついた。「絶対に上げる!」。細いハリスには大きすぎる負荷のようにも思えたが、持てる技術を駆使して見事上げたのは、30センチはあるマブナだった。「うわ~、なんか楽しい!」。ワカサギを掛けたが、そのワカサギにニゴイが食いつき、そのニゴイをバスが追うという、まさに食物連鎖を思わせるシーンもあった。

そんな中、約3時間で無事年齢数はクリア。そこからは目標を50匹に切り替えたが、それも正午すぎに達成した。「楽しかった。また来週来ちゃうかもしれません」と満面の笑みで話した。

橋本店主によれば、「まだ水温が高いのでバスの活性が高い。かといってバスが釣れるかというと、そんなこともないのが相模湖の難しさ。特に今日は西風があって、ここは西風が吹くとワカサギもバスも難しい状況になります」という。だが、今年の展望は「いいと思いますよ」とニコリ。ハウスワカサギの開始は未定だが、「もう少し水温が下がって、バスが落ち着いたらスタートします。来月くらいかな」と話した。

この日の模様は後日、本紙釣り面およびYouTube「ニッカン釣りちゃん」で公開する。