“アニキ”こと俳優の哀川翔(62)と本宮泰風(51)が千葉・勝山「宝生丸」(高橋賢一船長=45)で、カワハギ釣りを楽しんだ。この豪華共演は今年8月に公開された動画「哀川翔のオトナ倶楽部」への出演がきっかけで実現。アニキは2年ぶり、本宮は船では初めてということから、がまかつフィールドテスター鶴岡克則氏(51)を先生として招き、テクニカルな釣りを堪能した。

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“餌取り名人”の異名を持つカワハギ。海中でヘリコプターのようにホバリングしつつ餌をついばむことができ、釣り人にアタリを気付かせず餌を根こそぎ奪い取ることから、この異名がついている。「結構難しいよね」というアニキに、本宮は「もっと簡単な釣りの時に呼んでくだされば…」と苦笑した。

アニキはこの日のために集魚板、直結式と替え針式の2タイプの仕掛け、オモリは集魚効果を期待できるケミホタル挿入可能なタイプ等を用意し、鶴岡氏にアドバスを求めた。「針が重要なので、仕掛けは替え針式のほうがいいです。集魚板は、最初はなしでいきましょう」でアニキの初期設定は決まった。本宮は鶴岡氏が用意してくれたタックルを使用。餌の付け方、基本的な釣り方のレクチャーを受け、釣り開始となった。

「釣りは好きだけど、最近は全然行けてない。行けるのが仕事終わりなので、陸っぱりからアジとか、夜なのでアナゴとかがメイン」という本宮だが、釣り経験があるだけに所作にムダがない。

だが、この日は前日の豪雨の影響で潮が濁り、カワハギが餌を取ってくれない。「今日は底のほうでアタリが出ている。着底したらゼロテンションで、糸は張るよりも緩めたほうがいい。“餌があるよ”とアピールして、食わせの間を取るためにしっかり止めるけど、そのメリハリをハッキリと付けたほうが釣れそう」と鶴岡氏。

そのアドバイスの後、小型ながらも本宮が先に本命ゲット。「小さいけど釣れました。船では初めて…」と話すとハッとした表情で「あっ、でも翔さんの怖さを知っているので…」と喜びを抑えた。だがその直後、アニキもワッペンをゲット。「今日はしっかり動かしたほうがいいね。ゆっくりで餌を取られまくったからさ」。

結果、アニキは9匹、本宮は「リリース含めて10匹以上は釣ったと思います」。アニキの「やっぱり難しいね」に、本宮は「でも、面白さが分かりました」と続けた。「楽しんでもらえればそれが一番」。仕事も遊びも全力投球のアニキらしい言葉で締めた。

カワハギシーズンはまだまだこれから。「水温も例年通りに下がってきたので、これからが楽しみ。数も型も楽しめると思います」。高橋船長はそうアピールした。【川田和博】

■「誘い方」の正解探すのが醍醐味

取材当日は活性が低く、主に底で食っていた。鶴岡氏は「激しく動かしても反応しないけど、動いていないと反応が出ない。魚は底で食べているので、オモリを底に付けつつの誘いとなるが、止めないと食わないのでしっかり止める必要がある」。

その上で「一連の動きが合えば、止めたタイミングで素直に食う。止める前の誘いでいかに魚のスイッチを入れるかが大切。ただ止めるだけではアタリは出ない。誘い方は状況で変わるので、その正解を探すのが醍醐味(だいごみ)」。解説しつつの実釣2打数2安打に「なんかプロっぽい」と笑った。

■頻繁に変える必要

替え針式仕掛けのメリットを鶴岡氏に聞いた。

<1>カワハギは歯が鋭くハリスが切られることもあり、直結式だと針を替えるために仕掛け全てを替えることになる。

<2>カワハギが釣れたり、根掛かりしたりで、針の形状は変わりやすいので、針を頻繁に替える必要がある。

<3>針には“ハゲ系”と“吸わせ系”がある。ハゲ系は積極的に合わせて掛けていくタイプで、吸わせ系は活性が低いときに有効。状況に応じて針を替えやすい。

▼勝山「宝生丸」【電話】0470・55・2777。集合午前5時30分、氷付き9500円。餌のアサリは1パック1000円。現在、マダイ&ワラサ、ティップランアオリも受け付け。※詳細は電話で確認を。