真夏のブラックバスで熱くなる。各地の湖川では35度超えの酷暑でも、50センチサイズが水通しのいい場所を中心にヒットしている。
千葉・亀山湖はエサとなるワカサギの群れが濃く、これを狙って捕食しようとする大型バスを狙う。山梨・河口湖は水中のウイード(藻)周りを狙い、誘い出す。茨城・新利根川では、アングラーが自ら影を作ってバスを誘う。ルアー選択、場所選びと天候などの条件がマッチすれば、「ゴーマル(50センチ超級)」「ロクマル(60センチ超級)」も夢じゃない。
■エサのワカサギ群れ濃く捕食しようと活性高い 亀山湖
例年になくワカサギのわきがいい。これがブラックバスに好影響をもたらしている。エサとなる小魚が豊富な分、捕食しようと活性が高くなる。「水深5メートル前後でワカサギが泳いでいます。そのあたりでルアーを引けば、ヒットの確率が高くなります」と、「ボートハウス松下」の松下広明店主は言う。シャッド、ミノー、クランクベイトなどが有効だろう。
現在、農業用水を供給するために減水している。それでも水量が豊富な川筋で急に深くなっている岩盤地帯、水の動いている上流部、立ち木や岬周りなど、狙える場所は多い。この時季、人間様だって冷房の効いた涼しい場所がいいように、バスだって暑さを避けて少しでも水温が低く、水通しの場所に潜みたがる。
逆に少しでも風が吹いたり、にわか雨がパラッと降って湖面が少しでも波立つようなら、バスの警戒心が薄れる。こうなったら、水を受けると回転するプロペラが取り付けられたスイッシャー、ルアー本体に羽根がついてバスをいらつかせるクローラーベイト、魚の形をしたビッグベイトなどの出番。「ビッグベイトなど、ルアーのサイズに比例して大きいのがヒットするケースが多いです」(松下店主)。
■ウイード周り狙い誘い出す 河口湖
晴れて猛暑が続くこの時季の狙い目は、ウイードだ。水深2~5メートルあたりでバスは暑さを避けて潜む傾向が強い。それが、ワカサギやブルーギルなどの稚魚を捕食する時に表層へ出てくる。
攻め方は大まかに3通り。ラバージグやジグヘッドなどで中へとピンポイントで打ち込む。ミノーなどの巻き物で遊泳層を引いてくる。もう1つは、トップへと誘い出す。ポッパー、ペンシルベイトなど表層で湖面をバシャバシャさせる。
「ハワイ」の渡辺一孝店主は、「エサとなるワカサギなどが小さいせいか、ルアーも小さいものに反応がいい」と話す。
曇りになれば、浅場のアシ際や小さな川の流れ込みで見えるバスを狙う。ラバージグ&ポークが王道パターン。このほか、水に落ちたセミがバタバタするようなクローラーベイト、スイッシャーなどが有効だ。
■ボートで影をつくり寄せる 新利根川
朝夕の表層狙いがセオリーだ。ポッパー、バズベイト、フローティングミノーなどで誘う。日が高くなったら、岩盤地帯や流れ込み、下流の水門の水通しがいい日陰を攻める。この場合は、シャッド系やクランクベイトなどで底を中心に幅広く探る。
「松屋」の松田健一店主は、「出したボートで影を作ってやり、その真下を狙うのが、この時季ならではの釣り方」と強調する。影の場所は、直射日光の水面と違って水温が低い。バスを寄らせてネコリグ、ダウンショット、ジグヘッド、ラバージグなどを使い、ピンポイントで落とし込む。
■ソフトルアー○ 三島湖
湖全体で50センチ前後のバスがヒットしている。濁りが回復し始めており、各所での拾い釣りとなる。「ともゑ」の森和人店主は「岸寄りを狙うよりも、少し離れたところにキャストするといい」と言う。現状、ワームなどのソフトルアーの方が分があり、水深2~4メートル付近をノーシンカー、ダウンショット、ジグヘッドなどで攻める。
■パターンつかめ 相模湖
朝夕といった時間帯、表層や底といった遊泳層に関係なく、湖全体で釣れている。ポッパーなどで表層を攻めたり、クランクベイトなどの巻き物系ハードルアーで幅広く探るなど、攻め方はいろいろだ。天気や風の吹き方によっても条件は変わってくる。その日のパターンをつかめるかどうかは、釣り人の臨機応変な対応次第だ。
■「表」「宙」2通り 西湖
表層と、水深6~7メートルの宙層と2通り攻め方がある。「白根」の渡辺安司店主は、「トップでのクローラーベイト、宙層をサスペンドミノー、スピナーベイト、クランクベイトなどで探るといい」と言う。まとまった雨が降らず、湖面と底付近での温度差がなくなれば、ウイード周りで日陰を求めて潜むバスがヒットする。








