ロカボって知っていますか? ご飯やパンなど糖質が多い食事を控えめにするロー・カーボハイドレート(低糖質)の略語です。緩やかな糖質制限食のロカボを提唱する東京・北里研究所病院の山田悟・糖尿病センター長(46)が、おなかいっぱい食べてもやせられる「ロカボでダイエット」を教えてくれます。

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 社員の健康増進のため、ロカボに取り組む企業が増えています。大手タクシーの日の丸交通は昨年、社員を対象にロカボチャレンジを実施しました。私の講演を聞いた約30人の運転手さんが、ロカボを実践した結果、多くの人が3カ月後には体重が減り血糖値が改善しました。

 ロカボチャレンジ第2弾が日の丸交通と大手コンビニのローソン合同で6月から始まりました。今回のセミナーには50人が参加しました。私の講演後、多くの質問が出ました。

 「二郎のラーメンが好きなんですが、麺は全部食べてもいいでしょうか?」。ラーメン好きの運転手さんは多いようです。ラーメンの麺100グラムで糖質約40グラムなので、麺は半分にしてください。ただ、ロカボは肉や野菜はたっぷり食べていいので、肉と野菜を「増し増し」にしても大丈夫です。

 「ココイチのカレーを週4日食べています」という運転手さんもいました。カレーはおいしいですが、カレーのルーに使われる小麦粉、じゃがいも、にんじんは糖質が多いことを認識してください。カレーライスになると、さらに糖質が増えます。糖質ゼロの麺と合わせ、カレーうどんにするなどの工夫をしましょう。同じような材料の肉じゃがも糖質が多いことは知っておいて欲しいですね。

 牛丼が好きな方も多いでしょう。ただ牛丼は並盛りでもご飯が約260グラムあるので、糖質は約100グラム。ロカボが目安としている1食20~40グラムの糖質の2・5倍になってしまいます。せめて、ご飯は小盛りにしてください。

 ローソンの営業社員から「取引先との酒席で自分から酒を選べません」という声もありました。ビールは糖質が多いので、乾杯だけにとどめます。糖質ゼロのウイスキーや焼酎に切り替えれば、糖質を気にしなくて大丈夫です。

 ◆山田悟(やまだ・さとる)1970年(昭45)1月1日生まれ、東京出身。慶応大学医学部卒。東京・港区の北里大学北里研究所病院糖尿病センター長として、糖尿病患者のQOL(生活の質)向上を目指す。緩やかな糖質制限食ロカボで、おいしく食べて健康に-を目標に2013年11月、一般社団法人「食・楽・健康協会」を設立し、ロカボの普及に努めている。