自分でできる「食生活の見直し」による尿酸値の下げ方ではお酒は重要ポイントです。その場合、禁酒するのは理想ですが、かえってストレスがたまってしまったら逆効果です。適量を楽しく飲むことで、大丈夫です。その時、酒量は当然適量で抑えますが、それと共に“おいしいおつまみの選び方”も重要になります。それは、プリン体の多いものがおつまみには多いからです。
居酒屋のメニューには、焼き鳥、唐揚げ、枝豆、ポテトフライ、刺し身などいろいろあります。尿酸値を上げる要注意のおつまみとしては、レバーなどの焼き鳥、もつ煮込み、イワシの丸干し、マグロ・カツオの刺し身などは控えるほうが良いと思います。マグロやカツオは白身魚に比べてプリン体が多いのです。また、唐揚げやフライなどは、高カロリー、高脂肪なので肥満につながります。加えて、塩分の多い品が多く、高血圧や動脈硬化などの合併症にもつながるので、揚げ物や塩分の多いものは控えましょう。
鶏のレバー串を、ねぎまや野菜串などにしたり、カツオだけの刺し身ではなく、ブリやホタテの入った盛り合わせにしたり、上手に選ぶことでプリン体は抑えられます。そのような工夫ができれば痛風発作は抑えられます。
私からのお勧めは、高タンパク低脂肪の大豆製品、そのほかは野菜、海藻、キノコ類、チーズなどの乳製品、ナッツ類など。これらを組み合わせたおつまみは、冷やっこ、湯豆腐、枝豆、野菜の煮物、ひじきの煮物、キノコの酒蒸し、海藻のサラダ、モズク酢、白身魚の刺し身など。さらに、卵はプリン体が少なく、ほぼゼロなので、だし巻き卵もお勧めです。ちょっと工夫すると“尿酸値も怖くない楽しい食事”になるはずです。(医学ジャーナリスト 松井宏夫)

