「痛風」は生活習慣病の「高尿酸血症」をベースに発症する病気です。だから、対応として行うべき大切なことは「生活習慣の改善」。しかし、生活習慣の改善に取り組んでも、長続きしないことが多いのではないでしょうか。そこで「生活記録」をつけることをお勧めします。
生活習慣は日常的に繰り返される行動のため、記憶に残らないことがほとんどです。そのような生活習慣を数字や文字など「記録」として残し、その結果を見ることで現在の生活習慣に気付き、見直すきっかけとなります。そして、生活習慣を健康的に変えたい、という気持ちの変化や行動の変化につながっていきます。その「生活記録」の項目例を挙げていきます。これは日記ではなく、メモで十分です。
<1>体重測定 痛風・高尿酸血症の人には太っている人が多いので、肥満解消・予防のために基本となるのは体重測定。毎日、朝起きてトイレを済ませた後の朝食前に測定するのがベスト。折れ線グラフにすると、体重の変化が実感しやすいものです。
<2>血圧測定 痛風・高尿酸血症の人には、高血圧を合併している人も少なくありません。体重と共に血圧も測定しましょう。血圧測定は朝と晩(就床前)1日2回、トイレを済ませ、1~2分程度椅子に座ってから測定します。
<3>食事 食事を大まかにでもメモしておくと、食事内容の問題点に気付きやすいでしょう。
<4>飲酒 お酒の種類と飲んだ量を書きましょう。
<5>運動 どんな運動をしたか。また、歩数を測る人は1日の歩数も書きましょう。
<6>水分摂取量 痛風・高尿酸血症の人は水分を十分に摂取するのが大事。摂取量を書きましょう。
<7>出来事 「宴会に参加した」「飲み会に参加した」「旅行に行った」「ジョギングをした」など、普段と違う行動をしたことなどをメモリましょう。
記録をとりながら振り返ると、生活習慣の見直しのポイントが見えてきます。できることから少しずつ生活習慣を見直し、痛風・高尿酸血症の改善、そして、上手に付き合えるようにしてください。(医学ジャーナリスト 松井宏夫)(おわり)

