認知症予防には、言葉を声に出して読むことも大切。口腔(こうこう)機能の口や舌などを使うので、口腔フレイルの予防にもなる。

口腔フレイルになると、噛む、のみこむ、話すという機能が低下していく。噛む、のみこむ機能が低下すれば、栄養が足りずヨボヨボ病が増す。話す機能が低下すれば、人との会話も減っていく。外出や会話が減れば、社会的フレイルにつながる。のみこむ力の低下は、誤嚥(ごえん)性肺炎の原因にもなり、年間4万人超が亡くなっているのだ。

ぼくが気に入っている早口言葉は、これ。

「すし職人主催のすし試食会」。

舌がもつれそうだが、頭のなかですしの光沢や香りまで想像して、できるだけ早く言ってみよう。

「よぼよぼ病予防 病院予防病室 よぼよぼ病予防法」。

早口で唱えながら、よぼよぼ病を笑い飛ばそう。笑いが薬、言葉が運動。これがカマタ流。

「東京特許許可局長 今日急きょ休暇許可願い 休暇許可拒否」。

これが噛まずに言えたら、もはや達人の域。許可局長の休暇願を想像すると、じわっと笑ってしまう。

前頭前野を老化させるな

早口言葉は、言葉のリズムを覚えるという作業がいい。前頭前野や側頭連合野が活発に動き出してくれる。前頭前野が衰えると忘れっぽくなり、ややこしいことを考える意欲が衰えていく。

若いときには穏やかな人だったのに、年をとって怒りっぽくなったというのは、前頭前野が老化しはじめている可能性大。早口言葉をやってみよう。