ワシントン大学の研究によると、45歳から55歳の間に老化の転換点があるという。遺伝的要因と炎症が関係しているらしい。
認知症の中には、遺伝によって引き起こされる家族性アルツハイマー型認知症というものがある。原因とされるアポE遺伝子を測定することもできるが、認知症遺伝子を持っていても亡くなるまで発症しない人は多い。最後の引き金は、生活習慣が関係していると言われている。生活習慣の乱れから慢性炎症を起こして認知症になる。
がん遺伝子に関しても、がんになる人とならない人の最後の差は、慢性炎症ではないかと言われている。遺伝子によって運命は決められていない。小さな健康習慣を取り入れることで、百年健康につながるのだ。
5つの健康習慣
<1>筋活が大事。80歳になっても、日帰り温泉に行ったり、旅行したり、コンサートに行ったりすることは大切。行けるかどうかは筋肉次第。
<2>加工食品を控え、野菜とタンパク質をしっかり食べる。
<3>座りすぎは禁物。座ってばかりは、喫煙と同じぐらい慢性炎症を起こす。仕事を続けられる人はいくつになっても働く。ボランティアでもいい。
<4>「ちょい太」まではOK。慢性炎症を防ぐには、高血圧糖尿病、肥満にならないこと。
<5>人生をおもしろがる。ぼくは好奇心旺盛。おもしろいことに目がない。スポーツカー、スキー、映画、ジム。何歳になっても人生を楽しむこと。
百年健康をつくるために大切なことは、ストレスを減らし、体を動かし、ソロ立ちし、孤独を怖がらず、それでいて孤立していないこと。
長い間お読み頂きありがとうございました。鎌田式「百年健康のつくり方」で、それぞれの人生が豊かに、おもしろくなることを願って…。(おわり)

