第3回ポーカーグランプリ(主催・日本カジノスクール、後援・NPO法人日本ポーカー協会、日刊スポーツ新聞社)の決勝大会が16日、都内で開催された。全国の店舗で行われた予選を突破した52人が参加。最後は日本カジノスクール卒業生のKENTO氏が1対1での勝負に勝ち栄冠を手にした。前回大会を上回る延べ4000人以上がエントリーした。

決勝大会の最終テーブルは、各テーブルを勝ち上がった9人で争われた。手持ちチップをすべてベットするオールインに失敗するたびに1人ずつ脱落し、残り5人になったところで一進一退のゲームが繰り返される。2時間近く経過し、紅一点のきよのさんがオールインに失敗したところから勝負は動きだした。4人、3人と人数は減っていき最後はKENTO氏とぐー氏による一騎打ちとなった。

表情を読みながらの緊迫した勝負が続く。ぐー氏がエースのワンペアをストレートでまくる場面も見られたが、終始冷静に勝負を進めたKENTO氏が、クラブのフラッシュを狙っての相手オールインに対して、7と4のツーペアで勝利。50万円相当の海外渡航補助や韓国のパラダイスシティホテル宿泊券などを手にした。

KENTO氏は同校を卒業後、シンガポールのIR「マリーナベイ・サンズ」のカジノで勤務経験を積み、現在は五反田KEYPOKERのディーラーとして腕を磨いている。本格的にポーカーを始めて1年ながら日本のポーカープレーヤーの頂点に立った。「応援してくれた人には、ありがとうといいたい」と、喜びを語っていた。