明豊(大分)が7-0で大分商を下し、2年ぶり6度目の夏切符をつかんだ。今夏初先発だった“プチトルネード”の横手投げ右腕、橋詰開斗投手(3年)が80キロ台のナックルと独特の軌道を描く100キロ台のスライダーなどで翻弄(ほんろう)。フライアウトの山を築き、3安打に抑えて完封した。入学時は捕手だったが地肩が強く2年で投手に。上手投げから、個性を出すため上体を少しひねる横手に転向した。大阪出身で仲間から「づめやん」と呼ばれる。甲子園へ「持ち味を出しフライアウトを多く取りたい」と胸を高鳴らせた。
◆明豊 1999年(平11)に別府大付と明星の学校法人合併で発足した私立校。生徒数570人(女子326人)。創部は別府大付時の52年。部員は83人。甲子園は夏6度目で春は2度。主なOBに今宮健太(ソフトバンク)ら。大分県別府市野口原3088。小野二生(つぎお)校長。
◆Vへの足跡◆
2回戦11-2大分鶴崎
3回戦12-1佐伯鶴城
準々決勝10-1中津南
準決勝13-3大分舞鶴
決勝7-0大分商