敗退チームのドラマにスポットを当てる「胸張ってイイじゃん」を随時掲載し球児たちの奮闘に迫ります。
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初戦で姿を消すことになったが、国際基督教大高(西東京)のバート惺南(せな)内野手(3年)の表情は晴れやかだった。1番三塁で先発出場し、2番手としてマウンドにも上がった。打席では快音を響かせることはできず、マウンドでは2失点と結果は出なかった。それでも「3年間野球をやり切れたのは良かった」と充実した表情だった。
幼少期は父ザックさんの母国ニュージーランドで過ごし、小学6年時には米テキサス州で生活した経験を持つ。父とのキャッチボールが野球を始めるきっかけだった。「結果を残せなくても応援に来てくれるのはありがたい」と感謝を口にした。アメリカではメジャーリーグ観戦に夢中になり、地元球団アストロズの大ファンに。野球への思いは、異国で過ごした日々を通して一層強くなった。
野球と並ぶもう一つの趣味がゲームだ。人気ゲーム「フォートナイト」をオフの日に10時間ほどプレーすることもあり「1試合の最多キル数をギネス記録に申請中です」と笑顔。「楽しいことはずっと続けられる性格。野球もゲームも止まりません」と胸を張った。将来については「スポーツ関係の仕事に就きたい思いもありますし、ゲームを通して実況者などで活躍したい気持ちもあります」と思い描く。大好きな野球とゲームに全力で打ち込んだ3年間を、悔いなく締めくくった。【田島優大】
◆フォートナイト 17年に配信が始まったオンラインゲーム。最大100人前後のプレーヤーが最後の1人(または1チーム)になるまで戦う「バトルロイヤル」が人気で、武器やアイテムを集めながら生き残りを目指す。アニメや映画、スポーツなどとのコラボレーションも数多く行われ、世界的なeスポーツタイトルとしても定着。「最多キル数」は1試合で倒した合計のプレーヤー数。

