札幌日大を下し、2年連続で仙台育英(宮城)が初戦突破した。
試合後、須江航監督(43)が、相手投手をねぎらいながら、中軸の一発が「固い扉」を突破するカギとなったことを明かした。
「(札幌日大の)石川くんと前田くんのバッテリーがすごくよかった」と須江監督。「点差以上になかなか得点できない圧力があり、ディフェンス力、あうんの呼吸みたいなバッテリーの力があった。本当に運が良かったし、土俵際は1枚で粘った」と語った。
打線は2回まで無安打。四球や失策で塁に出たが、3回2死に両軍初安打となる仙台育英1番小久保颯弥内野手(2年)の右越え二塁打。後続の適時打で1点をリードすると4回には、4番田山纏(まとい)外野手(3年)が中段席に飛び込む大会1号の右ソロをマーク。「なかなか開かない扉がちょこっとずつ開いた。(4番)田山の(4回の)一発は効果的だったんです」。指揮官は、主軸の大会1号に感謝した。
相手の立ち上がりに対し、仙台育英打線はフライを中心に打ち取られ続けており、「本当にすごく固い扉が前にあって、それをどう崩していくような(イメージ)」と振り返った。
◆須江監督が20勝 仙台育英・須江監督が甲子園通算20勝目(春4勝、夏16勝)。東北勢の監督20勝以上は斎藤智也(聖光学院=31勝)、竹田利秋(東北-仙台育英=30勝)、佐々木順一朗(仙台育英、学法石川=29勝)、仲井宗基(八戸学院光星=29勝)、佐々木洋(花巻東=21勝)の各監督に次いで6人目。

