4月末から新たにドジャース取材に加わった滝沢徹郎(たきさわ・てつろう)カメラマン(通称タッキー)が、メジャーリーグの空気感や現地の熱気、大谷選手の魅力を、初取材ならではの視点で伝えていきます。アメリカで見る野球の風景と選手のさまざまな表情を、写真とともにお楽しみください。

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メキシコの国境に面したアリゾナ州フェニックス。日中は厳しい暑さになるダイヤモンドバックスの本拠地チェイスフィールドは、開閉式の屋根を備えた全天候型のスタジアム。似たような構造の球場が日本にもあります。そう、北海道日本ハムの本拠地エスコンフィールドです。

外は灼熱でも、スタジアム内は冷房が効いていてとても快適。試合前の練習中には、スタンド上部のガラス窓から太陽の光が差し込んできます。

この光が差し込んだ所に大谷選手が通ったら面白い写真が撮れそうだな。そう考えましたが、なかなか思い通りになる事はありません。まず無理だろうと思って準備をして待っていると、なんとこちらに向かって歩いてくるではありませんか。チャンス到来!光を浴びてクラブハウスへ引き揚げる大谷選手の姿を、f18まで極端に絞り込んだレンズで撮影。まるで後光が差したような演出になりました。神々しい。そう感じましたが、それはまだ序章にすぎませんでした。

試合は乱打戦に。ドジャースが8対11のビハインドで迎えた9回表、3点を奪って同点に。そして1死一、二塁のチャンスで回ってきたのが大谷選手。これはやる──。そう思った瞬間、右中間へ飛び込む勝ち越し3ラン!打球を見送った後、両手を挙げてバンザイする姿。私は三塁側のカメラ席だったので背中しか見えませんでしたが、その向こうには湧き上がるベンチとスタンドのファンが。なんだか、また神々しい。

このまま空に飛んでいくんじゃないか──そんなことを思ってしまった、奇跡のような瞬間でした。まさに神がかった大谷選手の活躍。そんな写真が撮れて大満足な1日でした。【カメラマン・滝沢徹郎】(ニッカンスポーツ・コム/MLBコラム「タッキーのWEEKLY SHO!Time!!」)

5月9日、ダイヤモンドバックス対ドジャース 試合前練習を終えたドジャース大谷翔平は球場に差し込む光を浴びながら引き揚げる(撮影・滝沢徹郎)
5月9日、ダイヤモンドバックス対ドジャース 試合前練習を終えたドジャース大谷翔平は球場に差し込む光を浴びながら引き揚げる(撮影・滝沢徹郎)
5月9日、ダイヤモンドバックス対ドジャース 9回表ドジャース1死一、二塁、大谷翔平は右中間へ3点本塁打を放つ(撮影・滝沢徹郎)
5月9日、ダイヤモンドバックス対ドジャース 9回表ドジャース1死一、二塁、大谷翔平は右中間へ3点本塁打を放つ(撮影・滝沢徹郎)
5月9日、ダイヤモンドバックス対ドジャース 9回表ドジャース1死一、二塁、大谷翔平は右中間へ3点本塁打を放つ(撮影・滝沢徹郎)
5月9日、ダイヤモンドバックス対ドジャース 9回表ドジャース1死一、二塁、大谷翔平は右中間へ3点本塁打を放つ(撮影・滝沢徹郎)
5月9日、ダイヤモンドバックス対ドジャース 9回表ドジャース1死一、二塁、大谷翔平は右中間へ3点本塁打を放つ(撮影・滝沢徹郎)
5月9日、ダイヤモンドバックス対ドジャース 9回表ドジャース1死一、二塁、大谷翔平は右中間へ3点本塁打を放つ(撮影・滝沢徹郎)
5月9日、ダイヤモンドバックス対ドジャース チェース・フィールドの全景(撮影・滝沢徹郎)
5月9日、ダイヤモンドバックス対ドジャース チェース・フィールドの全景(撮影・滝沢徹郎)
5月9日、ダイヤモンドバックス対ドジャース チェース・フィールドの外観(撮影・滝沢徹郎)
5月9日、ダイヤモンドバックス対ドジャース チェース・フィールドの外観(撮影・滝沢徹郎)