日刊スポーツ・MLB専属カメラマンの菅敏(すが・さとし)カメラマンが、シーズン後半もドジャース大谷翔平を密着取材。彼の「魅せる」特別な瞬間や表情を、選りすぐりの写真とともにその舞台裏を語ります。
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試合前の練習中、フィールドでよく目にするのは、大谷翔平さんによる「ナインのモノマネ」です。アレックス・ベシア選手や山本由伸選手、カービー・イエーツ選手らの仕草や表情を巧みに真似ます。以前は、元チームメートの捕手オースティン・バーンズ選手のモノマネもベンチでよく披露していました。
一見すると、ただふざけているだけのように見えます。しかし、これは笑顔で周囲を和ませ、チームを一つにまとめるための、大谷さんなりの計算された行動なのではないかと感じます。特に負けた翌日は、そのモノマネが一段と冴えわたり、周囲を大爆笑に包みます。練習場の雰囲気が一気に明るくなるのです。
大谷さんは試合が始まると、自身の打席を終えた後、ベンチの出入り口に立ち、味方選手の守備や攻撃に熱い声援を送ります。その大きな声は、チームをさらに盛り上げます。
これからポストシーズンに入り、重要な試合が続きます。一人ひとりの選手が意識的に良い雰囲気を作り、チームの一体感を高めることは、パフォーマンスに大きな影響を与えます。こうした自然な気配りを持つムードメーカー、大谷さんを取材できるのも、現場での楽しみのひとつです。【カメラマン・菅敏】(ニッカンスポーツ・コム/MLBコラム「カンビンのWEEKLY SHO!Time!!」)





