ドジャース入りが決まった前田健太がメジャーで通用するかは、新天地で適応できるかどうかにかかる。

 日本選手をサポートしたことがある代理人は「日本のトップ選手ならば力は通用する。あとは環境に対応できるかどうか」と話す。

 メジャーは日本よりマウンドは硬く、ボールは滑りやすいといわれている。前田は大リーグと同じ球が使われた2013年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で計15回を1失点と好投してポジション別優秀選手に選ばれており、そのハードルでつまずくことはなさそうだ。

 前田は切れのある球を制球良く低めや両コーナーに集めるのを持ち味としている。打たせて取る投球を心掛ければ2桁勝利は十分に期待できる。昨年8月に無安打無得点試合を達成した岩隈(マリナーズ)のスタイルがいい教材となるだろう。

 課題は健康面や体力面か。先発は日本より間隔が短い中4日を中心に年間30試合以上の登板をこなさなければならない。一部の米メディアで伝えられた肘や肩の不安を拭い去る必要がある。

 プロ野球広島に復帰した黒田がメジャーで高い評価を受けたのは、ドジャースとヤンキースに在籍した7年間で大きなけがなく、200投球回前後のシーズンを何度も記録したからだ。偉大な先輩に近づくためには、たくましさが求められる。