ウラディミール・ゲレロ氏(42)が24日(日本時間25日)、米野球殿堂入りを果たした。

 ゲレロ氏はドミニカ共和国出身の野手では初選出となった。「数多くの選手がいる中で最初の殿堂入りが果たせて光栄」と喜びを表現した。

 20代前半でエクスポズ(現ナショナルズ)の中心選手に。190センチ、100キロを超える体形ながらスピードがあり、強肩の持ち主でもあった。吉井理人、大家友和には心強い同僚だった。

 2001年から2年連続でトリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)を達成した。エンゼルスへ移籍1年目の04年には打撃3部門でいずれもリーグ上位につけてチームを18年ぶりの地区制覇に導く。マリナーズで年間最多安打を更新したイチローらを抑え、最優秀選手に輝いた。

 肩の強さは群を抜いており、バックホームなどで走者を刺す補殺の数はイチローの123を三つ上回る。その分、失策は125とイチローの3倍以上で、盗塁の成功率も高くはなかった。悪球打ちで知られ、米記者は「不思議な魅力の怪物」と呼んでいた。