心配ご無用、もう大丈夫です-。エンゼルス大谷翔平投手(23)が、オリオールズ戦に「5番指名打者(DH)」で3試合ぶりに出場し、第2打席で左翼線へ痛烈な二塁打を放った。4月28日(同29日)から左足首の捻挫で2試合欠場したが、復帰して即、長打で結果を残した。第1打席では遊ゴロで全力疾走。走塁に支障はないことを示した。投手としても、4日(同5日)からのマリナーズ3連戦での登板にGOサインが出そうだ。

 けが明けでも、大谷の打球はえげつなかった。4回1死。メジャー通算48勝右腕、コブの初球カーブをしっかりと捉えた。鋭いライナーで三塁線を破り、二塁へと走った。一、二塁間を固めて「大谷シフト」を敷いていた内野陣とは逆方向の三塁線へ流し打ち。「飛んだコースもラッキーでしたし、いいバッティングだった」と納得顔。

 捻挫していた左足首の心配をする必要もなく、二塁へスタンディングで到達。二塁走者としてのリードオフなど横の動きも問題なく「できる限りの中では、しっかりできた。足を気にすることなく、打席の中でもしっかり振れていた」と、充実した表情だった。

 第1打席では「走」で不安を一掃。平凡な遊ゴロは間一髪のタイミングでアウト。一塁まで懸命に走り、ケガをした左足ではなく右足でベースを踏んだ。「いい感じでというか、それなりにしっかり走れている」とテーピングをしながらでのプレーだったが、全力疾走を披露した。

 チームはサヨナラ勝ちし、大谷も100%に近いパフォーマンスを見せた。「各打席、内容はすごく濃かった」と、満足そうに振り返った。一方で、投手では慎重に左足首の状態を見定めている段階だ。登板が予定されている週末のマリナーズ戦へ向けては「多少、(登板間隔は)開きますけど、そこまでに調整とか、自分の仕事があるので、まずはそこに集中したい」。憧れのイチローが待つマリナーズ戦へ、視界は明るい。【斎藤庸裕】