<エンゼルス2-1ツインズ>◇13日(日本時間14日)◇エンゼルスタジアム

 エンゼルス大谷翔平投手(23)が、ツインズ相手に6回1/3を投げ、3安打1失点。5連続を含む11三振を奪った。前回登板ではカーブで緩急を使った新スタイルを見せ、今回の登板では全球種で三振を奪い相手を翻弄(ほんろう)した。

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 この日の大谷は、真っすぐがあまり良くなかった。最初からシュート回転していたし、球速こそ99マイル(約159キロ)を計測していたが、思ったコースでストライクを取れなかった。でも大谷のすごいところは、真っすぐがダメなら他の変化球を中心に組み立てていけるところ。今日は特にカーブが良かった。

 対戦相手がア中地区のツインズだったことも、好投の要因になったと思う。同地区のチームではないので、そこまで細かく研究はしてこない。ほとんどの打者はアバウトに直球を狙い球として思い描いていたのではないか。打者に真っすぐの意識があるから、あのカーブも生きる。変化球、変化球と投げ込めたから好投につながった。

 惜しいのは7回。最後までいけたはず。四球の出し方が悪かった。スタミナ切れではなかったと思うが、終盤に抜ける球が増えることも多い。前回登板でも最後の7回に本塁打、四球で交代となった。そのあたりが今後の課題だろう。

 米国の投手はオープン戦から徐々に投球回数を増やし、シーズンに入っても投げることでスタミナをつけていく。大谷も米国式の練習をしているのであれば、これから先、100球を超えても問題ない体力がついていくはず。

 ただ1年目だけは定石通りにいかない可能性もある。連戦や長距離移動だけでも厳しい上、大谷は二刀流という前例のない挑戦をしているからだ。私は疲労のたまる6月、8月には逆に練習量を増やし、たくさん汗をかいた。そうすると体にキレが出てきたものだ。それから食事。私はハンバーガーなども平気で食べられるが、さまざまな栄養を取るため日本食を多くした。大谷も早く自分なりの方法を見つけてほしい。(日刊スポーツ評論家)