日本の野球文化「全力疾走」が大谷通じメジャー浸透

<とっておきメモ>

<レイズ6-5エンゼルス>◇16日(日本時間17日)◇トロピカーナフィールド

常に全力疾走するエンゼルス大谷翔平投手の姿は、メジャーでも確実に浸透している。平凡なゴロでも毎回、懸命に走る。試合中、その姿勢を近くで見ているフェリシアーノ一塁コーチは「それが彼のプレースタイル。相手の守備へのプレッシャーも与えられる」と好影響を指摘した。

実際、相手の内野手も脅威と感じている。レイズ4連戦で大谷のゴロを3つさばいたウェンドル二塁手は「ゴロが来たときは、プレッシャーがあるし、速い動作で準備しないといけない」。一塁まで距離の近い二ゴロでさえ、紙一重のタイミングを争う。捕球体勢に早く入り、捕球してからの送球も素早く、一連の動きに無駄は許されない。「対戦すれば、彼がどれだけ速いか分かる。見逃してしまいがちだけど、これは試合で非常に重要なこと」。相手の内野手も脱帽だった。

大谷を筆頭に、全力疾走は日本の野球文化の特長でもある。フェリシアーノ一塁コーチは「日本人選手の試合への姿勢を、我々はリスペクトしている」と敬意を示した。父・徹さんから教わった基礎は、メジャーでひときわ光っている。【MLB担当=斎藤庸裕】