マーリンズでの現行契約が今季終了までとなっていたドン・マッティングリー監督が契約延長で合意し、2020年も同球団の指揮を執ることが分かった。CEOを務めるデレク・ジーター氏が20日にも記者会見で発表する見込み。交渉に近い情報筋が19日にAP通信に匿名で明かした。

マッティングリー氏は2016年にマーリンズ監督に就任。再建を図るジーター氏が、オールスター経験のあるクリスチャン・イエリチ外野手、ジャンカルロ・スタントン外野手、マルセル・オズナ外野手、ディー・ゴードン内野手、J・T・リアルミュート捕手を放出するなかでチームを率いてきた。

今季のマーリンズはナ・リーグワーストの53勝99敗をマークし、1998年以来の100敗が目前となっている。しかし、マッティングリー監督はチームの再起動に力を入れており、ファームシステムの改善のおかげで状況は好転すると球団は信じている。

マーリンズは2009年以降勝ち越したシーズンはなく、プレーオフにも03年を最後に進出できていない。2010年から15年までの間に6回の監督交代があった同球団で、マッティングリー監督は5シーズン目を迎える初の監督となる。

同監督はマーリンズで272勝364敗をマーク。2011年から15年はドジャースを指揮し、3年連続でナ・リーグ西地区優勝に導いた実績を持つ。(AP)