【グッドイヤー(米アリゾナ州)2日(日本時間3日)=四竈衛】レッズ秋山翔吾外野手(31)が、ドジャース戦に1番中堅で出場し、米国初補殺をマークした。打撃では2打数1安打1四球で、初得点も記録。レ軍首脳陣の期待通り、職人ぶりを発揮した。
目立たずとも、玄人好みのプレーだった。3回2死、西武時代にゴールデングラブ賞6度の名手は、左中間を破りかけた安打に、打者走者を誘うかのように“わな”を仕掛けた。直線的ではなく、意図的に少し回り込んで捕球し、素早い動作で二塁へワンバウンド送球。完璧なタイミングでアウトに仕留めた。「外野手としては(二塁へ)走られないのがベスト」と振り返ったが、実は見せ場だった。ゆったりとした動きのフェイクで走者を走らせて仕留めるのが、超一流レベル。「プレーヤーとして認められる上で、その1歩目としては落ち着いてできたかなと思います」と、してやったりだった。
第1打席には、通算150勝左腕プライスから四球を選び、後続の適時打で生還。初得点を記録した。初対戦の相手の初球を積極的にスイング。相手に警戒心を抱かせた末、奪った四球だった。2回には、投手強襲安打で2試合連続安打をマーク。「需要がないところにスポッと入れるように、こそっとやりたいと思います」と、イタズラっぽく笑った。
求められるのは、派手なアーチではなく、地道で献身的なプレー。3日(同4日)は今キャンプ初の完全休養日。「皆さん(報道陣)に会わないところに…」と笑わせたジョークが、順調さを物語っていた。
レ軍ベル監督(秋山について)「素晴らしい送球だった。彼は基本に忠実なオペレーターで、それを見させてくれている。毎日、彼を見ているのが楽しいよ」



