地区7連覇中のドジャースが、ジャイアンツに圧勝し好スタートを切った。開幕投手のエース左腕カーショーが試合直前に背中の張りで負傷者リスト入りする緊急事態に見舞われるも、代役に抜てきされた22歳の新人右腕メイが5回途中1失点と好投。新人がド軍の開幕投手を務めるのは、81年バランズエラ以来39年ぶりだった。

打線は1-1の同点で迎えた7回、オフにレッドソックスから移籍し、前日に12年契約で延長したベッツが移籍後初安打で出塁。三進後、フィルダースチョイスで生還し勝ち越した。その後打線がつながり、この回一挙5得点で突き放した。ベッツは「人生の新しい章が始まった。(初安打は)これからもずっと記憶に残るだろう」と喜んだ。無事代役を務めたメイは「開幕投手は誰もが夢見ること。1球目を投げてからは気持ち良く投球できた」と振り返った。

○…ドジャースタジアムの一部が、ファンの写真付きパネルで埋まった。これはド軍がファンに向けて販売しているもので、価格は149~299ドル(約1万6400~3万2900円)。すでに5000席以上が購入され、パネルはシーズン終了後に本人に届けられるという。収益は慈善団体に寄付される。

○…ドジャースのベッツが、ジャイアンツ戦前の国歌斉唱時に片膝をつき人種差別に抗議。両横に立った同僚のマンシー、ベリンジャーから両肩に手を添えられ「結束を示したかった」と話した。