メッツのヨエニス・セスペデス外野手(34)が新型コロナウイルスの感染拡大を懸念し、今季残り試合を欠場することを決断し、球団に衝撃が走っている。

1日の試合で4打数無安打となっていたセスペデスは、2日の試合を欠場。球場に姿を見せず、理由の説明もなかった。ブロディー・バンワゲネンGMによれば、同日の試合中にセスペデスの代理人から「新型コロナウイルス」が理由で今季残り試合を欠場することを決断したとの通達があったという。

ルイス・ロハス監督は「非常に驚いた。彼とはプレー時間や打順などについて定期的に話をしてきた。そんな気配はまるでなかったので、驚き以外の何物でもない」と衝撃を口にした。

相次ぐケガに悩まされ、2018年シーズンは38試合の出場にとどまり、19年は全休だったセスペデス。ようやく復帰を果たし、今季開幕戦で第1号を放って勝利に貢献したが、その後は波に乗れず、打席では硬い表情を見せていた。(AP)