「4番DH」で出場したエンゼルス大谷翔平投手(26)が、スタメン復帰後の第1打席で3号ソロを放ち、チームの快勝に貢献した。

2回無死、マリナーズ先発の右腕ウォーカーの外角スプリットを捉えた。打球は逆方向へ角度39度で高く上がり、左翼フェンスを越えた。先制弾について「運良く捉えることができました。壁を越えてくれて良かったです」とコメント。この日1失点で完投した先発バンディを序盤で援護し、流れを引き寄せた。

マドン監督は試合後、大谷の打撃を絶賛。「今までに見た中でベストスイング。最も力強かった」と本塁打以外の3打席の内容についても高く評価した。

大谷の第2打席以降は、四球、左飛、中飛で3打数1安打だった。5回1死一塁の第3打席では、2球目の内角直球をフルスイング。ファウルとなったが、状態の良さを示した。

大谷は2日のアストロズ戦に登板後、右腕の違和感でMRI検査を受け、屈筋回内筋の炎症でグレード1~2と診断された。今季中の投手復帰はなくなり、残るシーズンは打者に専念。4日から2試合は患部の状態を考慮して欠場したが、復帰戦で打者としてきっちりチームに貢献した。