レンジャーズ有原航平投手(28)が先発で5回を投げ、5安打3失点で開幕前最後の調整登板を終えた。

登板後にオンラインで取材に応じ、「今日は高めのストレートが良かった。立ち上がりも内容も良かったと思うんですけど、ホームランを浴びた場面でちょっと制球が甘くなってしまったので、ああいうミスをシーズンでしないようにしたい」と振り返った。

1回は2番から2者連続三振を奪い、3者凡退。2回に1死から5番マリズニクに初安打となる右前打を浴びたが、後続を二ゴロ併殺に打ち取った。

3回もリズム良く3者凡退に抑えたが、2巡目となる4回から上位打線につかまった。先頭の1番ハップの左翼線二塁打でピンチを背負うと、1死二塁から3番ピダーソンに内角の直球を捉えられ、オープン戦でメジャートップとなる8号2ランを浴びた。

5回は再び先頭打者に長打となる三塁打を浴び、続く打者のアンラッキーな二塁打で3点目を奪われた。この日は打者19人に対して75球、毎回の6奪三振で無四球の内容だった。

オープン戦4試合の成績は計14イニングで11奪三振、防御率3・86。「最初、慣れない部分もありましたけど、後半は慣れてきたので、いいキャンプが送れたかなと思います」とメジャーで初めてのキャンプを振り返り、開幕へ向けての準備については「出来ていると思います」と頼もしく話した。