エンゼルス大谷翔平投手(26)が1日(日本時間2日)、メジャー4年目で米オールスターに初選出された。ファン投票の2次(最終)選考結果がスポーツ専門局ESPN内で発表され、ア・リーグDH部門で大谷が得票1位となり、13日(同14日)にロッキーズの本拠地クアーズフィールド(コロラド州デンバー)で開催されるオールスターに先発出場することが決まった。

大谷は1次投票で断トツの196万1511票を集め、2位のJ・D・マルティネス(33=レッドソックス)、3位のヨルダン・アルバレス(24=アストロズ)とともに最終候補3人にノミネートされた。6月29日の2次投票途中経過でも63%の票を集め、2位アルバレスの20%、3位マルティネスの17%を大きくリードしていた。

大谷はここまでリーグトップの28本塁打、同3位の63打点をマーク。日本人野手ではイチロー外野手(マリナーズ)の10回(ファン投票9回)、松井秀喜外野手(ヤンキース)の2回(同1回)、福留孝介外野手(カブス)の1回(同1回)に続く4人目の選出。直近では、2010年のイチロー以来となる。

大谷はオールスター前日の12日(同13日)に開催されるホームランダービーへの出場も表明している。

○…ブルージェイズのゲレロがア・リーグの一塁手で75%の票を集め、両リーグトップの得票率だった。2位はナ・リーグの遊撃手で64%のパドレスのタティス、3位が大谷の63%。エンゼルスからはトラウトも外野手トップの19%を集め選出されたが、右ふくらはぎの張りのため欠場が確定しており、他の選手が代わりにスタメン出場する。投手と控え野手は選手間投票などで選ばれ、4日に全選手が出そろう。