エンゼルス大谷翔平投手(27)の二刀流は2021年を歴史的なシーズンにした。だが、完璧ではなかった。本塁打王間違いなしに思えた前半戦から、思うようにならない後半戦。なぜ大谷は失速したのか? を深掘り。多角的に検証した。失速した部分は、来季に向けて伸びしろになる。
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大谷のメジャー4年目は、現代の野球選手が誰も出来ない歴史的な年となった。まず、162試合の長いシーズンを投打で完走したことこそが偉業と言って過言ではない。二刀流について「シーズン通して出来るように頑張りたい」と話していた大谷にとって、1つの目標をクリアした。だからこそ見えてきた課題もあった。
ルーティンの継続や体のケアなど、投打でプレーする状態の維持について効果的な方法を把握できたことは大きいだろう。一方、後半戦で失速したように打撃面でのパフォーマンスには課題が残った。シーズン終盤で本塁打王を狙うことを公言し、ブルージェイズ・ゲレロ、ロイヤルズ・ペレスに敗れた。トップを意識した中での打撃にも改善点が見つかったはずだ。
目指すべき頂点はまだまだ先で、成長過程にいる。かつて大谷は「いいところ悪いところは必ず毎年あるので。いいところはいいと思いますし、悪いところはその分、伸びしろがあると思っている」と話した。来期以降、打撃で好不調の波を抑えながら、いかにして二刀流で駆け抜けるか。そして、初のプレーオフ進出とワールドシリーズ制覇。まだ見ぬ大谷の姿は、たくさんある。【MLB担当=斎藤庸裕】



