【アナハイム(米カリフォルニア州)26日(日本時間27日)=斎藤庸裕】エンゼルス大谷翔平投手(27)が、二刀流フル稼働で今季4度目の登板に臨む。

27日(同28日)のガーディアンズ戦に投打で出場予定。登板前日は試合前にブルペン投球と屋外フリー打撃で調整し、「2番DH」で出場した試合では4打数1安打。今季は本拠地11試合で本塁打と打点ともに0だが、チームは3連勝中。19年7月24日以来、3年ぶりの貯金5へ、弾みをつけた。

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投打のバイオリズムを保ったまま突っ走る。今季4度目の登板を控える大谷は、休養をとらずに前日の試合もフル出場した。22日から始まった20連戦の5戦目。マドン監督は登板前日を考慮して休養を与える可能性を示唆していたが、いつも通り先発メンバーで起用した。同監督は「状態はいい。彼と(休養について)話をしたが、出たいと言っていた」と、大谷の志願だったことを明かした。

チームで唯一、開幕から全試合に出場し、二刀流でフル稼働が続く。打撃は本調子ではなく、疲労を心配する声も出始めたが、投打で試合に出続けることが大谷の本来のリズムだ。実際に昨年は、登板日の前後の休養日を撤廃した結果、二刀流の本領が発揮された。だからこそ、マドン監督も泰然自若の姿勢を貫く。日々の話し合いで大谷の意思を尊重しながら休養日を設ける方針は「昨年と同じ。身体もよく動いている。彼自身、問題ない状態と感じている」と信頼は厚い。

その言葉通り、大谷は元気だった。試合前にブルペン入りし、26球の投球練習を終えると、レギュラーシーズンでは今季初となる屋外フリー打撃で調整。33スイングで15本の柵越えを放ち、パワー全開の打撃を披露した。4打数1安打だった試合では、両軍トップとなる打球速度108・1マイル(約174キロ)をマーク。しかも、セカンドゴロの打ち損じで記録した。今季、本拠地では不発のままだが、マドン監督は「彼は今年、よく打つようになる。私はそう思う」と断言した。

大谷の打撃が低調な一方で、チーム状態は上がっている。この日は主砲トラウトの2安打3打点と、投手陣の力投で快勝した。試合後には、明るい笑顔を見せていた大谷。前回登板のアストロズ戦は6回1死までパーフェクト投球を見せ、12奪三振と圧倒した。快投の再現へ、準備は出来ている。