最大11あったエンゼルスの貯金が、3週間足らずで0になった。フィリーズ3連戦の2戦目、先発ロレンゼンが1回に4安打4四球で5失点。打線は5回までに2点を返したが、終盤の8回に中継ぎ陣が2失点し、力尽きた。16年の8月以来6年ぶりの10連敗。マドン監督は「守りでは十分といったところだが、そこまで良くはない。打線も打てていない。ミスが出てもカバーしなくてはいけないが、それができない」と嘆いた。

先発陣の不安定もあるが、強力なはずの打線が機能しない。最近5試合でわずか5得点。3番トラウトが自己ワーストの23打数無安打で大ブレーキとなっている。同監督は「彼は打つべきボールを逃している。我々が今陥っている状況の大きな要因」と分析。ウォードを右太もも裏の張りで欠き、主軸のトラウトが不振から抜け出せない状況だ。 大谷翔平投手(27)は第1打席で内野安打を放ったが、その後、4番ウォルシュの打席で盗塁に失敗。2四球で計3度出塁し、2点目のホームを踏んだが、流れを変えられなかった。チームは3位レンジャーズに1ゲーム差と迫られた。(フィラデルフィア=斎藤庸裕)

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