MLB公式サイトは24日(日本時間25日)、エンゼルス大谷翔平投手(29)の右肘靱帯(じんたい)損傷について「大谷の不幸なケガが導く6項目」と題した特集記事を掲載した。

1つめは「最悪な結末」。WBCでトラウトを三振に仕留めた優勝から始まった最高のシーズンが、投手として今季絶望となり、2度目の手術を受ける可能性もある状態となった。

2つめは「投手としての期待を見直す必要」。2度目のトミー・ジョン手術は成功率が高くない。ただし、イオバルディ(レンジャーズ)は復活に成功しており、ビューラー(ドジャース)や柳賢振(ブルージェイズ)デグロム(レンジャーズ)らも復活途上にある。数年前のワシントン・ポスト紙でロバート・ケラー外科医が同手術について「戻ってくる可能性は高いです。以前のようにはならないかもしれませんが、ほぼ元の状態に戻ります。2回目の手術をすると、戻ってこないこともありますし、戻ってきても以前ほど長くは投げられません」と述べたことが紹介された。

3つめは「今後のFAがますます複雑に」。投打二刀流の選手への評価と、DH専門選手への評価は異なる。ただし、投手として復活する可能性もある。

4つめは「入札に参加する球団が増える可能性」。投打二刀流だと天文学的な年俸のオファーが必要で、ドジャース、メッツ、ヤンキース、ジャイアンツ、エンゼルスに限られる可能性が高かった。しかし、10年5億ドル(約725億円)から2億5000万ドル(約363億円)や3億ドル(約435億円)に相場が下がれば、興味を示す球団が増えるとした。

5つめは「皮肉にもエンゼルス残留の可能性が少し高まるかもしれない」。トミー・ジョン手術を受けても、1度経験があるだけになじみがあり、リハビリを安定して行える。今後のキャリアも、投打二刀流をこれまで通り行える可能性が高い。

6つめは「エンゼルスのトレード期限前の奮闘は価値があった」。選手の買い手に回ったが、結果としてはほぼプレーオフ進出を逃した。だが、大谷がダブルヘッダーの第1試合で完封、第2試合で本塁打と、世界最高の選手が史上初を達成するシーンがあった。賭けには失敗したが、プレーオフ進出へチャンスを試したことは非難されるべきではないとした。