ドジャース大谷翔平投手(29)は4日(日本時間5日)、能登半島地震の被災地支援のために寄付を行うとSNSで発表した。ドジャース球団と球団を経営するグッゲンハイム・ベースボールは100万ドル(約1億4500万円)を送り、大谷は個人で寄付をする。スポーツ界で最高となる12年7億ドル(約1015億円)契約を結んで世界の注目を集める中、復興支援の旗振り役として前面に立った。
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大谷が、新年早々に起きた災害に向けて立ち上がった。ドジャースと共同で復興支援を表明した。インスタグラムに「令和6年能登半島地震による被災地支援のため、この度ドジャースと共同で寄付をいたします。復興活動に参加してくださった方々に感謝するとともに、今後も私たちが団結していき被災された方々を支援していきたいと願っています。行方不明者の早期発見と被災地域の復興を心より願っています 大谷翔平」と声明を出した。
プロスポーツ界で最高契約を結んだ大谷は、今や米国でも知名度が野球界にとどまらない別格の存在となっている。一挙手一投足が注目される大谷が寄付をすることで、能登半島地震への関心が集まることは必至。国内外で寄付への呼び水になることは間違いない。
大谷はこれまでも、社会貢献活動を行ってきた。19年には心臓病の赤ちゃん「川崎翔平ちゃん」を見舞い、報道されることで全国から目標額3億5000万円の募金が集まった。21年にはMVP受賞に際し、がんなどの重病で闘病する子供と家族を支援する非営利団体「ミラクルズ・フォー・キッズ」に寄付を行った。昨年11月には、日本全国の小学校などに、1校につき3個ずつのジュニア用グラブを約6万個も寄贈。単純計算でも推定6億円もの費用を負担していた。
東日本大震災が起きた11年、花巻東高(岩手)の1年生だった大谷も被災した。チームメートが自宅を津波で失う被害に遭った。当時、イチロー(マリナーズ)が1億円、松坂(レッドソックス)が8000万円、ダルビッシュ(日本ハム)が5000万円、松井秀(アスレチックス)が5000万円と、メジャーリーガーを筆頭に、野球界から義援金が相次いだ。あれから13年。メジャー史上初となる2度目の満票MVPを獲得するなど、名実ともに頂点に立った。再び日本を襲った厄災に、寄付でも存在感を発揮した。



