ドジャース佐々木朗希投手(23)が、1日(日本時間2日)のレッズとのワイルドカードシリーズに登板し、パーフェクトリリーフで試合を締めた。4点リードの9回からポストシーズン初登板し、渡米後最速となる101・4マイル(約163キロ)の直球を軸に、1回を無失点2奪三振の好投。不安定なリリーフ陣に一筋の光が差し込んだ。

ロッテへの入団直後から「守護神」の適性を見抜き、球界を代表する抑えになることを予言したのが、名伯楽で知られる小谷正勝氏(80=日刊スポーツ客員評論家)だ。ロッテでは、チーム方針で先発を任されていた。小谷氏も16年までロッテでコーチを務めたが、佐々木の入団時は既にチームを離れており、考えを公言することは控えた。日米通算381セーブの「ハマの大魔神」佐々木主浩氏を指導した同氏は、確かな理由をこう説いた。

小谷氏 抑えの投手は打者が来るとわかっていても、打たれないボールが必要不可欠。大魔神で言えばフォークですし、佐々木朗希君で言えば、160キロを超える真っすぐとスプリットです。あとは、ストライクゾーンに投げられる勇気、能力も大事な要素です。

1日のレッズ戦では、11球中9球がストライク。速球は全7球が160キロ超えで、スプリットの落ちも良く、ボール球もうまく振らせた。「投手は打たれるのも仕事。ストライクを投げることが原点ですから。でも、佐々木朗希君の160キロは、そう簡単には打てませんよ」。「LAの大魔神」誕生の予感に沸いた日、5年前の小谷氏の言葉がよみがえった。【久保賢吾】