カブスが敵地でブルワーズに逆転負けし、2連敗で土俵際に追い込まれた。「4番右翼」で出場した鈴木誠也外野手(31)が初回に先制3ランを放ったものの、先発今永昇太投手(32)が同点3ラン&勝ち越し本塁打を浴び、3回途中で降板。2回以降はブ軍投手陣に封じられて完敗した。
試合前、「注目選手」として公式会見に呼ばれた鈴木は、敗戦後のクラブハウスでも日米報道陣に囲まれた。結果的に、豪快な先制弾で敵地を沈黙させたのはわずか一瞬だったが、あらためて存在感を示すひと振りだった。「僕自身やることは変わらない。負けてしまってますけど、まだ試合はある。まだどうなるか分からないと思うので、諦めず戦っていくだけ」。
この期に及んで苦境を嘆いても仕方ない。逆転された今永にも力強い言葉を向けた。「勝ち負けがあるスポーツなので仕方ない。後はしっかり打って、勝って、もう1回、投げさせてあげられるような状況を作れば、しっかりやってくれると思うんで」。今ポストシーズン(PS)は、5戦中4戦で長打(本塁打2、二塁打2)を放つなど好調。コメントにも主軸としての自覚をのぞかせる。
8日(同9日午前6時8分)の第3戦は、舞台をシカゴへ移す。「ホームに帰ってアドバンテージもある。球場一体となって諦めず、みんなで戦っていければ、チームも上がってくるんじゃないかなと思うんで」。PS突入後、「お祭り」「楽しむ」を繰り返す鈴木に悲壮感は無縁だった。(ミルウォーキー=四竈衛)



