【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)9日(日本時間10日)=久保賢吾】ドジャース大谷翔平投手(31)が、今季3度目のシャンパンファイトでチームメートと喜びを分かち合った。

5打数無安打だった前日に続き4打数無安打と沈黙したが、チームは延長11回の末に劇的なサヨナラ勝利で、リーグ優勝決定シリーズに駒を進めた。地区シリーズ第5戦の先発予定だったが、突破を決め、リーグ優勝決定シリーズの1戦目か2戦目に先発する可能性が高まった。

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送球がバックネット裏へ抜けた瞬間、一番近くで見届けた大谷は右手を高く掲げた。打ったパヘスを中心に一塁ベース付近にできた歓喜の輪に、ネクスト・バッタースボックスから加わり、集まったチームメートとピョンピョン跳びはね最高の時間を共有した。「必ずしもきれいに勝てる試合ばかりではないと思いますし、今日みたいな勝ちが続けばその先が見えてくる」。劇的な勝利に安堵(あんど)した。

苦しんだ分、仲間とのシャンパンファイトで浴びた大量の美酒が全身に染みた。満面の笑みを浮かべながら「やばっ」と連呼。引退するレジェンド左腕のカーショーには、大声を発しながら美酒を浴びせた。「何回やってもいいですし、また次のラウンドでもできるように集中したいなと思います」と、ワールドシリーズ連覇まで、あと2度のシャンパンファイトへ視線を向けた。

この日も、フィリーズの徹底的な左投手攻めに無安打に終わったが、1点を追う7回2死二、三塁の好機では申告敬遠で一塁に歩き、ベッツが選んだ押し出し四球で同点に追いついた。一振りで試合の流れを変えられるゲームチェンジャー。地区シリーズは通算18打数1安打と抑え込まれたものの、相手バッテリーの警戒は変わらず、敵将トムソン監督の継投策にも大きく影響を与えた。

先発予定だった第5戦に向け、試合前練習ではブルペンで24球を投げたが、同シリーズ突破が決まり、リーグ優勝決定シリーズの1戦目か2戦目に先発する可能性が高まった。佐々木の3イニングの熱投を含む、投手陣の必死のリレーを目に焼き付け「本当に素晴らしかったですし、見てて頼もしいなと。ベシアもグラスノーも全員が粘り強く投げてくれたので、最後ああいう形で勝ち切れた」。仲間がつないでくれたバトンを「二刀流」でつなぐ。

ドジャースがサヨナラ勝ちで地区シリーズ突破 佐々木朗希3回完全救援 大谷翔平は無安打/詳細