オールスター前日恒例のホームランダービーが開幕し、準決勝ではフィリーズの指名打者、カイル・シュワバー(33)とレッドソックスのウィルソン・コントレラス内野手(34)が対戦し、地元フィラデルフィアの大歓声を受けたシュワバーが競り勝って決勝へ駒を進めた。

先に打席に立ったシュワバーはリズムよくボールを飛ばし、15スイング中9本。続いてコントレラスが打席へ入ると、シュワバーの進出を願う観客から大ブーイングが起こった。異様な雰囲気にも負けずコントレラスも本塁打を重ね、ラスト1球まで8本をマーク。最終スイングでは本塁打を打つとそれが止まるまで打ち続けて良いルールがあり、1本出れば逆転のチャンスもあったが、惜しくも打ち損じると会場は大歓声に包まれた。

コントレラスは“大アウエー”での対戦を終え「観客全員が僕のことを嫌っていたのがすごく楽しかったです」と語った。NHK BSの中継リポーターとしてインタビューした田口壮氏は「ブーイングは愛情の裏返しでもある」と声をかけ、コントレラスも「その通りなんです。ブーイングは裏を返せば愛情なので、その中でできたことがうれしかったです」と話した。

今年は1回戦は20スイング中の本塁打数で競い、上位4人が準決勝へ。以降はトーナメント制で、15スイング中の本数を競う。今季から時間制からスイング制へルールが変更された。コントレラスは「新しいルールもいいですし、楽しめました。機会があればぜひまた出場したいです」と見据えた。

ホームランダービーにはホワイトソックス村上宗隆内野手が初参戦。日本人の出場は21年大谷(当時エンゼルス)以来5年ぶり2人目の出場で、1回戦で9発を放つも惜しくも5位で敗退した。このほかハーパー(フィリーズ)、カミネロ(レイズ)、ライス(ヤンキース)、カグリオン(ロイヤルズ)、ウォーカー(カーディナルス)の計8人が出場している。

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