【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)13日(日本時間14日)=斎藤庸裕】ドジャース佐々木朗希投手(24)が、自己最多となるシーズン21度目の登板で6回4安打2失点、101球と力投した。強豪ブルワーズを相手に先発。4回に2者連続の押し出し四球を与えたが、その後は踏ん張った。守護神ディアスが崩れ、直近4戦で3度の救援失敗。リリーフ陣が苦しい一方で、先発が豊富なチーム事情を踏まえれば、「クローザー朗希」の選択肢も考えられる状況になってきた。

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1イニング目の先頭打者から、佐々木の直球が100マイル(約161キロ)を計測した。1番チョウリオを二ゴロで打ち取り、リズムに乗った。スプリット、スライダーを交えて6回2失点。「勝つ確率を少しでも上げられるような結果になったことに関しては、いいのかなとは思う反面、結果も内容も大事になってくる時期だと思うので、今日に関しては運が良かった。しっかり修正していきたい」。2度の押し出しなど5四球で制球に課題も残した。

6回裏に逆転し、勝ち投手の権利を得た。だが、僅差(きんさ)を守り切れないのがチームの現状だ。4-2の9回に守護神ディアスが1死から4連打を浴び、痛恨の逆転負けを喫した。ロバーツ監督は試合後、「フラストレーションがたまる負けだ」と厳しい表情で、ディアス以外を起用する考えはあったのかどうかは「別の選択肢を教えてくれ。他の投手をただそこで使えばいいということではない。正直、他にいい投球をしている投手がいる訳でもない」と、いら立ちを隠せなかった。

安定していた救援陣のパフォーマンスが落ちてきているのは否めない。現時点で同監督は、守護神交代の考えはないことを示唆した。一方で、先発陣が豊富にいるチーム事情を考慮すれば、ポストシーズンに向けて佐々木をクローザーに配置転換することも“選択肢”としては考えられる。昨季は右肩痛から復帰した9月下旬以降、中継ぎで登板。ポストシーズンで守護神として活躍した実績もある。クローザー朗希の成功例はド軍にとっても心強い。

今季は先発ローテーションを崩さず投げ続け、キャリアハイの21先発。「体力的なところは、そこまで問題ないかなとは思ってるので。体調も変わってくると思うので、その中で、その時その時に必要な力を出せるように、準備することが大事」と頼もしく話した。好調ではなくとも、力強く、どっしりと-。佐々木の安定感が光った。

○…「1番DH」で出場した大谷は第1打席で中堅フェンス直撃の強烈な一打を放ったが、その後は3打席連続で凡退した。試合前には3日連続でキャッチボールを行い、シーズン終盤の投手復帰に向けて順調に調整。13連戦中で体への負担もかかるが、ロバーツ監督は「投手としての活動量は限定的。1試合4、5打席打つことは問題ない。もし何か(問題)が出てきたときは、休ませることも考える。だが今のところ予定はない」と話した。