楽天は18日、ロッテから国内FA権を行使した鈴木大地内野手と入団基本合意したことを発表した。また、ロッテへのFA移籍が決定的となった美馬学投手に関して、人的補償を視野に入れており、プロテクト選手名簿を見てから熟考していく。

FA宣言選手同士のトレードのようになったケースは過去2度あり、11年オフに鶴岡が巨人から古巣のDeNAに、村田が横浜から巨人へ移籍。12年オフには、日高がオリックスから阪神に、平野が阪神から古巣のオリックスへ移籍している。過去はともに捕手と内野手のケースで、投手と野手の「トレード」になるのは今回が初めて。

◆人的補償 美馬、鈴木はともに所属球団での年俸ランキングがB(4~10位)と推定され、相手球団への補償は(1)人的補償+年俸の40%、または(2)年俸の60%となる。人的補償の対象は19年シーズンの支配下選手のうち、外国人とプロテクト選手28人を除いた選手。このオフにFAや自由契約で加入した選手、直近ドラフト入団選手は対象外。楽天則本昂大投手はFA宣言して残留するため、対象外となる。