日本野球機構(NPB)の中村勝彦事務局長(58)は1日、都内で行われたプロ野球12球団とNPBによる理事会・実行委員会に出席し、来季から1軍でも拡大ベースの導入を検討していると明かした。本塁を除く各ベースのサイズが約38センチから約4センチ四方に大型化。盗塁成功率を高め、接触プレーでの負傷を軽減することを目的として、23年にMLBで導入された。

日本では今年3月のプレシーズンマッチで導入し、今秋のフェニックスリーグも試験導入する。選手や球団からアンケートを実施するが、中村事務局長は「2軍で導入したのに1軍で導入しないのは意味がない」とし、早ければ11月の理事会・実行委員会で来季からの導入を確定させたい考えだ。アマチュア球団との交流戦時における運用課題については、地方球場での対応策として、NPB側でアタッチメントを独自開発。どの球場でも対応可能な体制づくりに着手している。

〇…NPB理事会では、米動画配信大手ネットフリックスが来年3月の第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本での独占中継権を獲得したことが報告された。パ・リーグ理事長の楽天井上取締役は「12球団共通で非常に残念という認識。できるだけ多くの方に視聴してもらえるよう、何らかの形で無料放送してもらえる仕組みを構築してほしい」。WBCの権利はMLB傘下のWBCIが所有しているため、12球団がMLBや読売新聞を通じて間接的に働きかけることが期待される。