阪神が4カード連続の勝ち越しを決め、貯金を再び2ケタ10に乗せた。2-2で迎えた8回死一、三塁、佐藤輝明内野手(27)が左中間へ2点適時二塁打を放ち、試合を決めた。
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吠えた、怒った、そして勝った。3連戦で4死球を受けるなど緊迫感漂う今カードは虎に軍配。決めたのは鬼の形相を見せていた佐藤輝だった。
2-2の8回2死一、三塁、広島ハーンから左中間への決勝2点適時二塁打を放った。「やられていたので良かったです」。前日18日はハーンから胸部すれすれの投球を受けてイラ立ち、結果も空振り三振。ベンチでヘルメットをたたきつけたが、一夜明けて黙ったままのはずがない。二塁上で凄まじいほどのガッツポーズ。感情を爆発させてうっぷんを晴らした。
直後にハーンが大山に死球を当て、本塁付近で両軍が入り乱れた。乱闘騒ぎにはならなかったが警告試合を言い渡され、一触即発ムード。佐藤も激昂していたが、熊谷と植田の冷静ななだめを受けて我に返った。試合後、佐藤は言う。「いろいろありますけど、もう勝って黙らせるしかない。それだけなんでね。明日も頑張ります」。
9連戦は4勝2敗。勝ち越しに王手をかけた。カード初戦から不穏な空気だった広島遠征は終了。勝利の後に行うナインのハイタッチの声量は、ひときわ大きかった。【只松憲】



