阪神のプロ13年目左腕岩貞祐太投手(34)が29日、故郷の震災を心配した。28日に熊本県で最大震度7を観測する地震が発生。一夜明けたこの日、兵庫県尼崎市内の球団施設SGLで行われた練習に参加した岩貞は「実家とは連絡がとれ、家族は大丈夫でした。10年前もあったし、家も地震の対策はしていました。(知人も)グループラインで連絡を取り合うことができました。ただ、心配ですよね」と沈痛な表情で語った。
ちょうど10年前、16年にも熊本は地震に見舞われた。左腕の出身は被害が甚大だった益城町近くの熊本市東区。実家も含め、親類や知人の多くが被災した。惨状を目の当たりにし、翌年から復興支援を開始。毎年現場を訪れ、道具の寄付や野球振興を継続している。野球ができる環境があるのは当たり前ではない。自身の言葉で子供たちに発信してきた。だからこそ、今回の震災でも心が痛む。
爆発が起こったイオンモール熊本(熊本県嘉島町)は実家から車で5分、自転車で15分の距離にある。なじみ深い場所だからこそ、余計に胸が締め付けられる。「若い子たちがよくいくところ。自分も行ったことがあります。無事を祈るばかりです」と静かに語った。



