阪神高橋遥人投手(30)が初出場の球宴で全球直球勝負に出た。プロ9年目で初の夢舞台。オール真っすぐで23球を投げ込み、2回を3安打無失点に抑えた。
「めっちゃ緊張しました。投げていって、なんとなく(全部直球で)いけるかなと。(捕手の)誠志郎さんは変化球のサイン出しましたけど、首振りました」
富山でも「遥人節」は全開だった。全セの先発マウンドへ。全パ先頭の西武滝沢に初球146キロを中前打されたが、続く日本ハム清宮幸にも直球を続けて二ゴロ併殺。2回は先頭のソフトバンク柳田を遊飛に仕留めると、続くオリックス太田は外角に抜群のコントロールで投げ込み、空振り三振。楽天辰己に中前打を浴びたが、最後はオリックス若月を遊ゴロに仕留めた。
「けがもたくさんしているので、いろんな人にこういう舞台に立つ姿を見せたいというか。気持ちいいなと思って投げました」
最速は150キロを計測。持ち味のツーシームやカットボールを封印し、強打者たちを真っ向勝負で打ち取った。「気候が涼しかったし、レフトの山(立山連峰)を見る余裕もあったので、気持ちよかった」とにっこり。幾度の手術を乗り越えた左腕は、自慢の直球で富山のファンも魅了した。
前半戦はリーグトップの11勝(1敗)、防御率1・70と無双。「後半戦が始まってからもしっかり『高橋がまた上がってきた』と思われるように頑張ります」。リーグ連覇を目指し、勝負の後半戦へギアを上げる。【村松万里子】



