首位ソフトバンクが両リーグ最速でシーズン60勝に到達した。だがヒーローの1人、前田悠伍投手(20)は、まるで敗戦投手のように反省の言葉を並べた。「僕だけの結果を見れば、負けていても当然なので。次は同じミスをしないように」。6回7安打で今季ワーストの5失点。味方の大量援護に助けられ、高卒3年目以内では66年堀内(巨人)以来の開幕9連勝という快挙にも、笑顔はなかった。
「序盤はいい感覚で投げることができたんですけど…」。雨中のマウンドも、初回から2回までは打者6人をパーフェクトに抑える立ち上がり。ただ、3回に先頭の平良に先制アーチを献上。4回、6回には2点ずつを許した。「後半から力みすぎてしまった。それが一番よくなかったと思います」。2被弾はいずれも失投。真ん中から高め直球をスタンドまで運ばれた。8戦ぶりの複数失点となり、精彩を欠く内容だった。
それでも、6カード連続の勝ち越しを決め、貯金26は今季最多だ。さらに05年に現球団名となって以降、節目の通算1700勝目。2位西武とは6ゲーム差をキープし、最短で5日にも優勝マジックが点灯する。リーグ3連覇に向け、一気に突っ走る。【佐藤究】



