巨人先発の井上温大投手(25)が7回7安打無失点4奪三振と好投。プロ7年目にして初の2ケタ勝利となる10勝目を達成した。チームは連敗を3でストップし、8月初勝利を挙げた。
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遠征に必ず連れて行く“相棒”がいた。井上は、4月からローテーションを守り切り、プロ7年目で初の球宴出場。充実の前半戦を過ごした。休みはなかったが、真夏の屋外球場マツダスタジアムにも「大丈夫です!」とけろり。支えたのは就寝前の15分だった。
「痛いんですけど、それがいい。だんだん慣れてくる。気持ちいいんですよ」。ベッドの上で、プラスチック製の鋭い突起が一面に並ぶマットに体を預ける。「シャクティマット」。はり治療の考え方を採り入れた、価格は2万円ほどの製品。2年前、元同僚の日本ハム菊地に勧められ使い始めた。
あおむけになり、スマートフォンでNetflixの話題作を見ながら、リラックスするのが日課になった。「体がいいです。すぐ寝られないタイプですけど、眠気が来るようになりました」と変化を実感する。「小さくて、丸められるので」と、遠征バッグにもしのばせる必需品となった。
「入団してからずっと目標にしていた数字だった。達成することができて本当にうれしい」。プロ初の2桁勝利を手にした左腕。その裏には、毎晩の積み重ねがあった。【北村健龍】



