楽天前田健太投手(38)がプロ野球最長ブランクとなる12年ぶりの完封勝利を成し遂げ、松坂大輔、岩隈久志に並ぶ日米通算170勝に到達した。日本ハム打線を23人連続アウトで仕留めるなど9回を116球、2安打無四球無失点、9奪三振の快投。チームでは今月16日ロッテ戦での荘司康誠投手(25)に続く今季2人目の完封となった。

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前田健は後輩投手たちに「マエケン賞」を予告していた。2月のキャンプ期間中に開催された投手会。藤平が締めのあいさつを行った後に立ち上がり、タイトルを獲得したチームメートに時計を贈るプランを明かした。自身が広島で若手だった頃、先輩たちからプレゼントしてもらったことがあり、それを踏襲した形だ。

「僕もダルビッシュさん、黒田さんとかにタイトル取った時に時計をプレゼントしてもらって、すごくうれしかったので。してもらってるだけじゃダメだなと。カープでも全員ではないんですけど、特定の選手で大瀬良、中田廉とかと何勝したらみたいな感じではやってました」

38歳の右腕は41歳の岸に次ぐチーム2番目の年長者だ。「キャンプは岸さんが1軍にいなくて、僕が一応一番上だったんで。ご飯食べてる時に時計がみたいな話になって、じゃあタイトル取ったらっていう話です」と経緯を説明した。

ダルビッシュ、黒田氏らから贈られたものは今も“現役”だという。「使わないと逆に失礼だと思うので、当時ももらってすぐに使ってます」。飾るなど観賞用にはしなかった。「服とか消費してしまうものもあるんですけど、時計って使えなくなるものではなく思い出にもなりますし、すごく大事にしてます」。先輩たちの優しさはマエケンの心に、時計に今も刻まれている。【山田愛斗】

【動画】楽天・前田健太 NPBで12年ぶり、通算11度目の完封勝利

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