ボクシングのWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が28日、京都市の京都造形芸術大でトークイベントに出席した。ボクシング・カメラマンの第一人者、福田直樹氏による村田の活動を追った写真展「嘱目(しょくもく)」(8月12日まで)のオープニングを飾るもので、福田氏と、同氏と小中高で同級生だった俳優香川照之とともに登壇した。
福田氏は米国で年間約400試合を撮影、12年にはWBCのフォトグラファー・オブ・ザ・イヤーに選ばれるなど「パンチを予見する男」の異名を持つ。村田も実際、世界王座を手にしたエンダム戦で右ショートフックがヒットする決定的瞬間を撮られた。「撮られる立場から言わせてもらうと、むちゃくちゃ悔しい。これで終わりという瞬間は誰にも分かられたくないですから」と苦笑いで、自分の動きを予測された悔しさを明かした。
しかし、福田氏は「村田選手はとても撮りにくいんですよ」。村田のパンチがいかに予測しにくく、撮影に苦労したかを強調し、その技術の高さをたたえていた。

