先輩として「負けるわけにはいかなかった」。タッグパートナー対決となった第1試合は「でいじーもんきー」の鈴芽(26)が遠藤有栖(26)に勝利した。終盤、倒れ込んだ遠藤をにらみつけると、起き上がるのを待って得意技のリング・ア・ベルを決めて沈めた。

お互いの手の内を知り尽くしているだけに、一進一退の攻防が繰り広げられた。タッグで負けるのはいつも遠藤の方だが、鈴芽は「弱くない。すごく強い」とそばにいるからこそ、その実力を認める。2月の初勝利から快進撃が続く遠藤に対し「今は前を走っているかもしれない」と危機感も抱くほどだった。

遠藤のデビュー戦で勝利して以来となる一騎打ち。実は鈴芽にとって遠藤はずっと「なりたい人」だという。「私に持っていないものを持っている。まぶしすぎるくらいステキ」と語った。お互いをリスペクトしあう2人。勝利後はリング上で抱き合い、健闘をたたえ合った。声出し応援可能な今大会。試合中には2人の名前を叫ぶ声が絶えなかった。第1試合で最高のパフォーマンスを披露し「でいじーもんきー」の絆はさらに深まった。「特別だったシングル。2人でベルトを取る未来が見たい」。鈴芽は再び遠藤と歩み始める。