相方の信頼を得た桐生真弥が初ベルトに王手をかけた。

プリンセスタッグ王座決定戦をかけた予選が行われ、上福ゆき、桐生の「東洋盟友」が、実力者の辰巳リカ、渡辺未詩の「白昼夢」、勢いのある鈴芽&遠藤有栖の「でいじーもんきー」を沈め、挑戦権を勝ち取った。

夏のシングルトーナメント(東京プリンセスタッグ)準Vの上福が注目を集める中、この日の主役は桐生だった。序盤こそ劣勢な展開が続くも、終盤には驚異の粘りを見せた。上福が白昼夢をまとめてフェイマサーで排除してアシスト。その後遠藤のキャメルクラッチを抜け出した桐生が、渾身(こんしん)のエルボーからスパインバスターでたたきつけた。試合後、興奮が収まらなかったのか「やりましたー」の後は言葉がうまく出ず、上福から「最近日本語覚えた?」と突っ込まれるほどだった。

デビューしてからシングルもタッグも未戴冠。「プリンセスカップで上福さんは超カッコよかった。でも私は何も残せていない。だからベルトを取りたいんです!」と力強く語った。

この試合で「そこまで期待していなかった」という上福の信頼を勝ち取った。自身のプリンセスカップ準決勝と決勝で、桐生が帰らずにセコンドについてくれたことを評価。「人間としての人柄の良さを感じた。でもプロレスラーとしてのすごさはまだ見えてなかった。だから秋は真弥のプロレスラーとしてのすごさを痛感したい」とエールをもらった。

タイトルマッチの相手は、前日9日に勝ち上がった、乃蒼ヒカリ、角田奈穂の「ふりーWiFi」。桐生は「電波を切断してやるからな、頑張るぞ」。最後までトークはスムーズにいかなかったが、初ベルトはしっかりつかみたい。