WBOアジア・パシフィック・ライト級王者の保田克也(31=大橋)が初防衛に成功した。
同級3位ジュン・ミンホ(30=韓国)との初防衛戦に臨み、3-0(118-110、119-109×2)の判定勝利を収めてベルトを守った。右ボディージャブ、左ボディーストレート右フックをヒットさせ、ワンツーも打ち込みながらジュンの顔をはね上げた。終盤もジュンの右フックなどを浴びながらも左ストレート、左フックを打ち込んで主導権を握り続けた。
同王座ベルトを右肩に巻いた保田は「(初防衛は)率直にうれしい」と安堵(あんど)の表情。狙っていたKO防衛を逃したことで「前日計量後に格好良くKOすると話していたにもかかわらず、格好良く倒せずフルラウンドを戦うことになって反省です」と苦笑いも浮かべた。
今年6月にアピチェット・ペッチマネー(タイ)との王座決定戦で判定勝ちし、新王者となって以来、約3カ月ぶりのリングだった。5月から正式にタッグを組んだ12年ロンドン・オリンピック(五輪)ウエルター級代表の鈴木康弘トレーナー(35)の手腕により、スタミナ面、技術面のアップとともに気持ちも鼓舞されてきた。試合後には鈴木トレーナーと並び、勝利を分かち合った。
幼少時代は空手、中学からはキックボクシングを学びつつ、将来的なプロ選手を見据えて中学3年から地元のボクシングジムに通い始めた。中大で主将を務め、卒業後、元日本スーパーライト級王者の井上浩樹の橋渡しで大橋ジムに入門した。アマ戦績64勝12敗で13年国体優勝の実績を持つ。王者クラスの多い所属ジムの中で着実に実力をつけてきた自負もある。
保田は「(序盤は)相手の距離がなり遠くスピードもあって、右のカウンターが怖くていけなかったが、だんだん(相手)集中力が落ちていくのがわかった」と冷静に試合展開を見極めながら戦えたことも収穫。王座獲得よりも難しいとされる初防衛戦をクリアし「次はKOで勝てるように勘張ります」と決意を新たにしていた。

